怪獣8号はちゃんと読むと面白いよ
怪獣8号って面白くなくね？
僕はONE PIECE、僕のヒーローアカデミアなどのバトル系漫画が好きだ。そういう漫画は見ているとワクワクするし、爽快感がある。
怪獣8号も表紙を見た時、ジャンプ王道のバトル系漫画だと分かり、気分が上がった。僕はそういう漫画をいつも追い求めている。
内容は期待通り。独特で明瞭性のある作画が戦闘シーンを映えさせており、気持ちを高揚させてくれる。また、余白もしっかり取っているためキャラのセリフも分かりやすい。
バトル漫画はこうでなくては。
しかし、しばらく読んでいると、主人公による中二病感を感じ、嫌悪感を抱いてしまった。
もう少し展開に独自性を持たせれば、中二病感薄れて、快適に読める気がするんですけどね。
最初、僕はそんな感じでブログを書こうとした。ありきたりな他漫画の展開の使い回しで、ただのなろう系漫画なんじゃないかと。
しかし、改めて読み返すと、感想は全く違った。(何ヶ月か前に一度読んでおり、ブログのネタのために読み返した感じです)
怪獣8号は深みのある傑作
僕は読み返して思った。怪獣8号はこんなにも深みのある作品だったのかと。
数ヶ月前の僕は、バトルシーンと次の展開がどうなるかだけを求めて、結構なコマを何も考えずに読み飛ばしていた。(一応目は通していたけど。多分流し読みですね。)
設定とか細かい描写とか、そんなものはどうでもいい、気持ちよくなれればそれでいいと。
怪獣8号はよく読めば面白い作品だと思う。よく読んでもらうために、怪獣8号の作者「松本直也」さんは、作画をシンプルにしているのだと思う。
落ち着いて順序よく読んでいけば、ギャグは話の流れに沿った自然なものであることがわかる。なろう系漫画の場合、ギャグはほとんど話の流れガン無視。だから笑えない。笑えないばかりか少し不快。
落ち着いてコマ一つ一つをじっくり読んでいけば、怪獣8号の世界観に引き込まれ、面白さを感じることができる。
また、怪獣8号はテンポが良く、それでも雑にならないバランスがある。怪獣8号1、2話を読んでもらえれば分かる。1、2話は試し読みできるからぜひ読んでみてね！
電子より紙
コマの読み飛ばしなくじっくり読むには電子でなく、紙がいいだろう。怪獣8号の場合、ONE PIECEのようなごちゃごちゃした感じではなく、ページ全体が整理されていてシンプルなので読み飛ばしにくいと思う。
でも、僕はやっぱり怪獣8号は紙で読むべきだと思う。気をつけていても、電子版だとどうしてもコマの読み飛ばしが出てきてしまう。そうでなくても、読み飛ばさないように、意識して読むのは少し疲れる。
そして読み飛ばした場合、それは世界観に没入できていないことになり、構成のしっかりした怪獣8号の楽しみを減らすことになる。
漫画喫茶に足を運ぶのもいい。漫画喫茶なら、他の漫画も読めるし、ドリンクも飲み放題だから。
怪獣8号はそれくらい、順序よく読むことが大切な漫画だと思っている。
まとめ
- 怪獣8号という世界観に現実を忘れて没入する
- コマを読み飛ばさない
これだけで怪獣8号の面白さは倍増する。
怪獣8号が面白くないという方は、改めて紙で読んでみることをおすすめする。
 | 価格:4,268円 |
 | 怪獣8号 1-7巻セット （ジャンプコミックス） [ 松本 直也 ] 価格:3,696円 |
