奇々怪々.カラオケと屋台|ライン漫画ネタバレ・解説
奇々怪々273~274話「カラオケと屋台」
のネタバレ・考察・解説を行います。
一度お読みいただいた方は
より楽しめる内容となっております!
前回までの話はこちらから!
奇々怪々266~270話「Head」(ライン漫画)
奇々怪々271~272話「VR」(ライン漫画)
【奇々怪々/カラオケと屋台】登場人物
主人公 女子高生(二人) 屋台屋の店主
【奇々怪々/カラオケと屋台】あらすじ
奇々怪々/カラオケと屋台は海外版だと273~274話にあたります
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【奇々怪々/カラオケと屋台】考察・解説
カラオケと屋台2話
・女子高生たちと屋台屋の店主は、両方とも自分が亡くなったことに気づいていない
両方とも自分が亡くなったことには気づいていないばかりか、両方とも事故で亡くなったのは相手の方だと思っている。
事故当時を追体験しているとはいっても、幽霊となって生活するなかで、その日その日で記憶がリセットされるわけではない。年は取らないが記憶の蓄積は行われる。
事故が起きたことはニュースなどで知ることが出来るため、自分がその事故の被害者だとは知らなくても、事故があったことぐらいは知っている。
だから、屋台屋の店主の言葉は、主人公にとって嘘のようには聞こえなかった。(実際嘘ではない)
・女子高生たちに出会った時の主人公の気持ち
弔いの歌を歌った後、女子高生たちから「自分たちはトイレに行っていただけ」だとと聞き、
「女子高生たちのことは幽霊だと思っていたが、それは勘違いだった」と恥ずかしくなった。この時、「屋台屋の店主の言葉」も嘘だと思い直した。
実際は勘違いでも、嘘でもなかったわけだが。
カラオケと屋台全体考察
・女子高生たちと屋台屋の店主は、両方とも既に亡くなっている
これが分かるのは以下の四つから。
①女子高生たちの目がうつろ
生前の事故体験をした後、生気が抜けた感じになっている。直前のテンションとは比べ物にならないほどナーバス。テンションの差がおかしい。
屋台屋の店主はメガネをしているため、比べることはできないが、屋台屋の店主の目もうつろになっているだろう。
②非常灯の明るさを、当時と比べるセリフ
ここから読み取るに、女子高生たちは現世にとどまり、かつ事故当時の出来事を追体験している。
事故当時の季節は冬であり、その日屋台屋の店主はおでんを売っていた。事故当時のまま現世にとどまるので、夏である今もおでんを売り続けている。
③夏なのにおでんを売っている
これは上記に述べた通り。
④主人公が振り返った時、女子高生たちが消えていたこと
これは、見失ったわけではなく、実際に消えていた。幽霊だから。(カラオケと屋台2話)
これらから、女子高生たちと屋台屋の店主は、両方とも既に亡くなっていると分かる。
【奇々怪々/カラオケと屋台(ライン漫画)】以降の話はこちらから!
奇々怪々275~278話「泥棒」(ライン漫画) lot-official.hatenablog.com
奇々怪々279~290話「新整形水」(ライン漫画)
奇々怪々291~294話「GAME」(ライン漫画) lot-official.hatenablog.com