奇々怪々.熱|ライン漫画解説・考察
奇々怪々320~321話「熱」の
ネタバレ・考察・解説を行います。
一度お読みいただいた方は
より楽しめる内容となっております!
前回までの話はこちらから!
奇々怪々311~314話「催眠」 lot-official.hatenablog.com
奇々怪々315~319話「麻酔女王」 lot-official.hatenablog.com
登場人物
主人公 家族 救助隊 医者
あらすじ
主人公は、昔からとても体温が高い男だった。
この日はいつにも増して体温が高い。
しばらくバスに揺られていると、耳から風が吹き出してきた。
風は日に日に強くなっていく。
ある時、主人公の風は一層強くなった。
耳からは油の膜のようなものが出てきて、主人公はそれに吸い込まれた。
膜に包まれた主人公
家族は救助隊を呼び、主人公は助けられるが...
考察・解説
1話
・主人公が休んでいるシーンで既に少量、風は吹いている
「ハア」という描写。
あれはため息ではなく、風である。
・効果音は左耳の近くにある
・次のバスのシーンで風が吹き出すが同じ効果音
この二つから、あの効果音はため息ではなく風だということが分かる
2話
・主人公が昔から汗かきだった理由
治った後主人公は汗をかいていない。
ここから読み取るに、主人公が汗かきだったのは、父が原因の、家庭環境によるストレスだったから。
なお、「父が原因の」と読み取れる理由は、
・妹が汗っかきじゃなかったこと
(→主人公にだけ父のあたりは強かった)
・治った後、父から声をかけられて、急に風が吹き出したこと(=フラッシュバック的な)
この二つから。
これらから、主人公が汗かきだったのは、父が原因の、家庭環境によるストレスだったと考察できる。
・体がひっくり返った理由
それは、強くなりすぎた風に、体が引っ張られ、裏返ってしまったから。
また、結果論でもあるがもう一つ説がある。以下のように考察した。
ひっくり返る前から体は熱を冷まそうと、お尻から風を取り込み、その取り込んだ風で、「体内の熱」を耳から放出していた。
溜まった熱量に応じて風の強さも強くなっていった。
しかし、風で放出するには限界が来るほど熱が溜まり、体はひっくり返った。
体の内側が、ひっくり返って外に出れば、風で熱を出さなくても、直接熱を放出できる。
そういう理由と経緯でひっくり返った。
感想
1話
最後のシーン
先生との伏線もあって面白い。
いたって真剣なのがまた面白い。
次回以降の話はこちらから!
奇々怪々322~325話「悪魔人間」 lot-official.hatenablog.com
奇々怪々326~328話「消滅都市(前編)」 lot-official.hatenablog.com
奇々怪々329~334話「消滅都市(後編)」 lot-official.hatenablog.com
奇々怪々335~338話「悪魔の目」 lot-official.hatenablog.com